インビザラインの治療では健康保険適用対象になるのか？

2023/08/29

インビザラインが健康保険の対象にならない理由

インビザラインは、健康保険の適用対象ではありません。なぜなら、健康保険は病気や緊急性の高い治療に用いられ、見た目の改善を目的とした美容治療には適用されないからです。

インビザラインを使った矯正治療の目的には「噛み合わせや歯の機能を改善させる」だけでなく「歯並びを整え、見た目の美しさを手に入れる」ことも含まれます。すぐに治療しなければならないものではなく、美容医療に近い自由診療扱いとなるため保険適用にはならないのです。

自由診療扱いとなるため全額自己負担での治療となる

自由診療扱いとなるインビザラインの治療費は、全て自己負担です。治療では、主に検査料や診断料、矯正装置料、調整料、メンテナンス料など、さまざまな面で費用が発生するでしょう。

高額な矯正治療だからこそ、納得のいく費用で治療を受けられるようカウンセリング時には費用に関する説明もしっかり受けてください。また、矯正がうまくいかず治療期間が長引くと費用も高額になりますので、綿密な治療計画を立てる医師クリニックを選ぶことも重要です。

歯科矯正で保険診療となるケース

同じ歯科矯正でも、場合によっては保険診療に当てはまるケースがあります。例えば、唇顎口蓋裂やゴールデンハー症候群など、生まれつきの疾患によって噛み合わせが悪い場合は保険診療の対象です。

また、本来生えてくるはずの歯が生えてこない永久歯萌出不全で、歯茎を切開し歯を引き出す手術を行う必要がある場合も、手術と歯科矯正の両方が保険対象と見なされます。自分のケースが保険診療に当てはまるか、あらかじめ歯科医師に相談してみましょう。

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