できれば歯を抜きたくない!インビザラインで抜歯は必要?
抜歯不要で歯並びを整えることも可能
歯を抜かなくても十分な矯正スペースを確保できるのであれば、抜歯は不要です。例えば、ヤスリで歯の間に隙間を作り、歯並びや噛み合わせを矯正できるなら抜歯は必要ありません。
また、マウスピースを装着することで歯の外側に力が加わり、歯列の幅を広げられる場合も歯を抜く必要はなくなります。このように歯の状態によってはインビザラインのみで十分に対処できるケースもありますので、歯科医院で入念なシミュレーションを行いましょう。
抜歯が必要になるケース
インビザラインではマウスピースで歯を覆って矯正を行いますので、通常とは異なる方向に生えている歯があるケースでは抜歯が必要です。歯同士が重なっている場合や八重歯がある場合も、歯列を綺麗に収めるためのスペースの確保が難しいため抜歯を行います。
前歯が前に出過ぎているケースでは歯列を治しても突出感を改善できないことが多く、抜歯をすすめられるのが一般的です。抜歯が本当に必要なケースなのか慎重に検討し、歯科医師から最適な方法を提案してもらうと安心でしょう。
インビザライン矯正で抜歯をするタイミングはいつ?
抜歯は、マウスピースをつける前に行う場合がほとんどです。歯列矯正のスペース確保が抜歯の主な目的のため、マウスピース装着前に歯を抜くのは自然なことだと言えるでしょう。
抜歯後3日以上経過し、痛みや腫れが引いてきた段階で矯正治療が始まります。ただし、人によっては抜歯後の痛みや腫れがひどい場合もありますので、歯科医師と相談しながらなるべく体に負担をかけないタイミングで矯正を始めるよう計画を立てるのがおすすめです。