インビザラインのデメリットとは?注意しないといけないこととは
対応できない症例がある
口腔内の状況や歯並びの状態によっては、インビザラインに対応できない場合があります。また、重度の受け口や出っ歯は矯正治療で歯を動かすだけでなく、抜歯を始めとした外科手術が必要となるパターンも少なくありません。
インビザラインのみで対応できない症例には、ワイヤー矯正などを併用して治療を行います。どのような矯正治療が最適なのか、患者さんのことをしっかりと考えた治療計画を提案してくれるドクターを選ぶと安心でしょう。
噛み合わせが悪くなることがある
インビザラインは、綺麗な歯並びを手に入れられる一方で噛み合わせが悪くなるリスクがあります。噛み合わせが悪化する主な原因は、マウスピースによる奥歯の沈み込みです。特に歯軋りや歯を噛み締める癖があると奥歯が沈み込みやすくなりますので、ご注意ください。
悪化した噛み合わせをインビザラインのみで治すのは困難なため、ワイヤー矯正による治療を行います。定期的に口内の状態を確認し、ドクターから適切な処置を提案してもらいましょう。
気軽に食事ができない
食事をする時は、マウスピースを取り外すのが基本です。マウスピースを装着したまま食事をすると傷や変形の原因になり、矯正に悪影響を与える場合があります。また、マウスピースを外さずに食事を終え、そのまま歯磨きせず放置していると虫歯や歯周病も引き起こしかねません。
そのため、シェフやパティシエなど頻繁に料理を味見をする必要がある職業は、インビザライン治療には向いていないと考えられます。ライフスタイルに合わせた矯正方法を選ぶと良いでしょう。